システムトレードのデメリット

システムトレードは過去のデータに基づき、バックテストを繰り返す中で売買モデルを構築していきます。

従って、過去の相場ではうまく機能した売買システムモデルであったとしても必ずしも未来永劫、どんな

相場でも機能するとは限りません。相場の環境が変化することによって、過去のある一定期間では通用

したシステムでも通用しない時もあるのです。投資に絶対はないのです。

また稼働させているシステムがうまいっている場合はよいのですが、連続して負けたりすると、感情を排し

てできるシステムトレードであったとしてもどこまで損失に我慢できるのか、このシステムを運用し続けるの

か迷いがでてくる可能性は否めません。

しかし、負けが続いたりして途中でやめてしまっては、検証期間において利益をだすシステムであっても

システムトレードの意味がなくなってしまいます。

システムトレードは継続して運用するからこそ意味があるのです。心理的な不安を解消するためには、

複数の売買システムを構築し、相場状況においてはお互いに補完するようにしてくことが理想です。

システムトレードのデメリットをまとめると以下の通りです。

①負けが続いてしまうと、システム自体を継続して運用していくのかどうか心理的な
迷いが生じる。
②過去の相場ではうまく機能したシステムであっても、相場状況の変化によって機能
しない時もある。
③システムを自分で作成するには相応の知識が必要であるため、システム面で不備が
あった場合、気付かず運用に損失の可能性にある。

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