前回の記事からかなり更新があいてしまいました。 ここのところ5分足スキャル中心のトレードを
実践していました。手法はまた別途公開したいと考えています。
さて、前回RCIの基本的な定義と使い方について書きましたが、今回はその2回目です。
下の表はRCIによるトレンドの強弱を簡単にまとめたものです。みるまでもなく、当たり前のことで
すが、表の上が一番トレンドが強い状態を表し、下になるほどRCI3本線が複数時間枠でトレンド
(位置関係)が一致しなくなってきているため、トレンドの強弱や持続性といった点では低確率に
なっています。
月足 | 週足 | 日足 | 60分足 | |
RCI(9,26,52) | ○○○ | ○○○ | ○○○ | ○○○ |
RCI(9,26,52) | ○○ | ○○○ | ○○○ | ○○○ |
RCI(9,26,52) | ○ | ○○○ | ○○○ | ○○○ |
RCI(9,26,52) | ○○○ | ○○○ | ○○○ | |
RCI(9,26,52) | ○○ | ○○○ | ○○○ | |
RCI(9,26,52) | ○ | ○○○ | ○○○ | |
RCI(9,26,52) | ○○○ | ○○○ | ||
RCI(9,26,52) | ○○ | ○○○ | ||
RCI(9,26,52) | ○ | ○○○ |
そしてオシレーター系テクニカル指標として、基本的には、
①RCI3本線が上にある場合(天井圏)、
②RCI3本線が下にある場合(底値圏)は、
の戦略でいく!ことでした。
そして注意しなければいけないのが、トレンド状態ではラインがベッタリと張り付いてしまうことで
す。
また、トレードにあたっては複数時間枠でのボリンジャーバンド上の現在のローソク足の位置や、
短期・中期・長期の移動平均線のそれぞれの並び方(パーフェクトオーダー等)、ローソク足との
位置関係をみることで大きなトレンドをつかむことが大切です。
つまり初心者は大きなトレンド方向にのみ、トレードすれば(つまり、順張り)良いわけです。
少なくとも、トレンド方向とは逆にポジるよりは勝つ確率は高いということはシンプルな考え方で
すね。このあたりは私が以前の記事で紹介している
に書かれていますのでぜひ参考にしてください。
話をもとに戻します。
つまるところ、RCIは逆張り型のテクニカル指標としての性格が強いため、売買タイミング
として使うためには、現在のトレンドを確認することが大切です。
上昇トレンドの場合は、RCIは有効な「押し目」買いタイミングをはかるのに役立ちますが、
逆に下落トレンドの相場では連続して下落する傾向があるので、「押し目」としての買いタイミング
を取ろうとするのは大変リスクがあるということになります。
また、その逆の売りのタイミングで考えると、RCIを「戻り売り」の売りタイミングとして使いま
す。 ただ先ほどの逆で、上昇トレンド中は連続して上昇する傾向があるため、RCIが高値圏で
ベッタリと張り付く(横ばい状態)こともあるため、売りタイミングとしては適していません。
つまり、「下落相場での戻り売りのタイミング」としてRCIをみるのが正しい使い方、つまり
高確率なトレードとなる使い方です。
Maiは3本または4本(9,26,52,87)のRCIとボリンジャーバンド(20日等、+1,+2,+3,-1,-2,-
3)、3本の移動平均(スキャルの場合8,15,21等)を使ってタイミングをはかっています。
【参考記事】
もうひとつポイントがあります。 過度に調整しすぎることは避けたいところですが、
通貨毎にRCIの過去の動きをチェックして、
(パラメータ)を見つけて参考にするとうまくいく可能性はあります(これはオシレーター系の
テクニカル指標にもあてはまります)。これは最適化と呼ばれる作業です。
以前RSI,ストキャスの記事でも書きましたが、まず「ローソク足の山と谷」が「RCIの山と
谷」と合うように日数を調整します。そして、その
に転じるのか、また
高くなると考えられます。通貨毎の強さや値動きで判断する数値が変わってきますので、定期
的にその時の相場にあったパラメータにすることも1つの手だと思います。
Happ Trading 🙂 Mai